キング牧師（マーティン・ルーサー・キング・ジュニア）

1960年代にアメリカで起きた公民権運動に多大な貢献をした、アメリカ合衆国の牧師。アフリカ系アメリカ人に対する不当な扱いに抗議するため、数々の非暴力デモの指導者として活動しました。当時のアメリカで、人種差別の撤廃を訴えることは言うまでもなく命がけのことでした。

1963年8月、歴史に名高い「ワシントン大行進」が行われ、20万以上の人々が全国からワシントンDCに集まりました。その際行われたキング牧師の「I Have a Dream」（私には夢がある）で知られる演説は、20世紀のアメリカを代表する名演説として歴史に刻まれています。彼の努力は翌年実り、公民権法が可決されることで全てのアメリカ人に平等な権利が与えられることになりました。キング牧師の一連の功績により、同年に、当時最年少での受賞となるノーベル平和賞を受賞します。残念ながら、その4年後銃弾に倒れ、39歳の若さでその生涯を終えますが、今もなお、彼の力強い言葉は人々の胸に生き続けています。

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